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  • 2024.2.23(最終更新日:2024.8.5)

    <電気通信>地中配管工事・土木工事/防犯カメラの関連工事について解説

    屋外に防犯カメラを設置する際には、配線・配管を地中に埋設する地中配管工事を行うことがあります。

    地中埋設配管の注意事項

    ・掘削した底部は、充分に突き固め平に滑らかにする。
    ・埋め戻し土砂は、配管に損傷を与えないように小石などを含めず隙間がないように突き固める。
    ・配管路には、地表と配管のほぼ中間に「埋設標識シート」を設ける。
    ・地中配管終了後、マンドリルにより通過試験を行う。
    ・FEP管(エフレックス/地中埋設配管用の保護管)では接続部で双方のパイロットワイヤを接続する。
    ・ハンドホール工事の掘削幅は最小幅とし、ハンドホールにFEP管を敷設する場合は、壁穴とFEP管のすき間にモルタルを充填する。
    ・ハンドホールに配管した後の埋め戻しは、土や砂を1層の仕上げ厚さが0.3m以下になるように締め固める。(掘削土をすべて埋め戻してから締め固めるのではない)

    土木工事の種類

    原地盤を切り崩すことを「切土(きりど)」といい、原地盤に土砂を盛ることを「盛土(もりど)」と言います。また、切土、盛土でできる傾斜面を「法面(のりめん)」その最上部を「法肩(のりかた)」と言います。

    土木工事で使う土の種類

    土木工事を安全に行うには、土の粒の大きさを正しく理解する必要があります。

    小さい← 粘土 → シルト → 砂 → 礫(つぶて) →大きい

    アスファルト舗装道路の工事

    車両や人が安全に行き来できるように、道路工事に用いられるアスファルト舗装の構造にも決まりがあります。

    アスファルトの材料
    ●プライムコート
    基層と表層路盤とのなじみをよくするためのアスファルト乳剤
    ●タックコート
    新たな舗装とその下のアスファルトの付着のためのアスファルト乳剤

    アスファルトの工法と機械
    ●シールコート
    舗装の表層の劣化防止の目的で用いられる表面処理工法
    ●アスファルトフィニッシャー
    アスファルトを締め固める機械

    コンクリートの劣化機構

    防犯カメラを設置するためのポールの建柱工事も承ります。ポールの土台として根巻と呼ばれるコンクリートの土台が作られます。コンクリートは下記の要因で劣化が生じる現象があるため注意が必要です。
    アルカリシリカ反応
    セメントのアルカリ分と骨材のシリカ分が反応し吸水性の物質ができ、これが膨張しひび割れする現象
    中性化
    コンクリートに大気中の二酸化炭素が加わりアルカリ性が失われていく現象
    凍害(とうがい)
    コンクリート中の水分が凍結と溶解を繰り返し劣化する現象
    塩害
    外部から混入する塩化物イオンにより劣化する現象

    工事に用いる機械

    機械の名前 用途
    スクレープドーザ 1台で土砂の掘削と運搬ができ、狭い場所や軟弱地盤で活躍
    バックホウ アームに付いたバケットで掘削する機械で、基礎の掘削で活躍
    ダンプトラック 資材や土砂の運搬で活躍
    トラクターショベル 掘削や集積で活躍
    ハンドブレーカ 油圧や空気圧で先端金具を振動させコンクリートを砕くときに活躍
    アースオーガ 地面に縦方向に穴をあけるときに活躍(地中管路埋設の横方向の掘削には使用しない)
    ランマ エンジンで上下に衝撃を起こし地盤を固める時に活躍(地中管路埋設に使用する)