トピックス
-
2023.9.15(最終更新日:2025.2.19)
<電気通信>防犯カメラ工事を安全に実施するために
ここでは、電気通信工事施工管理技士試験にも出題される、安全管理の基準について解説します。
電気通信工事施工管理技士は国土交通大臣の指定機関が実施する国家試験の合格者に与えられる国家資格です。電気通信工事施工管理技士には、電気通信工事の現場で施工計画・工程管理・安全管理・技術者の監督など電気通信工事の施工管理に関わる幅広い知識が求められます。
防犯カメラ工事の安全管理
防犯カメラの工事現場を実施するにあたり、労働災害を防止し安全に施工を行うために様々な活動を行っています。
・危険予知活動(KY活動)
・指差し呼称
・4S活動(整理・整頓・清掃・清潔+しつけで5S活動)
・ツールボックスミーティング(作業単位で行うMTG)防犯カメラ工事の安全基準
高所での作業の落下事故や電気工事での漏電や感電等、防犯カメラ工事の際も危険なポイントが多数あり、安全基準について労働安全衛生規制に細かく定められています。
高所作業車の安全基準の例
・作業計画、作業指揮者、作業時の合図を定め、関係労働者に周知する
・1か月以内毎の定期自主検査を行う(3年間の記録保存)電気工事に関する安全基準の例
・対地電圧150V超の電動機械を使用する際は、感電防止漏電遮断装置を接続する
・感電の危険がある場合は、労働者に絶縁保護具を着用させる
・漏電遮断装置は、使用開始前に点検をする
・感電防止のための絶縁覆いは毎月1回以上点検する
・絶縁保護具は6か月以内毎に点検する(3年間の記録保存)墜落・落下防止に関する安全基準の例
・高さ・深さ1.5m以上で作業するときは、昇降設備を設ける
・高さ2m以上で作業するときは、作業床を設け開口部に墜落防止のため囲いを設置する(作業床のすき間は3cm以下、幅は40cm以上)
※作業床を設けることが著しく困難な場合は、防網を張り、かつ安全帯を使用する。
・脚立は、脚と水平面の角度が75度のものを使用する
・移動はしごは、幅が30cm以上のものを使用する
・踏み抜く可能性がある屋根で作業するときは、幅30cm以上の歩み板を設ける
※昇降設備は1.5m、作業床は2m通路に関する安全基準の例
・通路面から高さ1.8m以内に障害物を置かない
・架設通路の勾配は30度以下として、15度を超えるものには滑り止めを設ける、高さ85cmはしごに関する安全基準の例
・はしごの上端を床から60cm以上突出させる
作業別の安全基準
項目 注意点 危険作業 投下 高さ3m以上からの投下は投下設備と監視人の配置 飛来・落下 物体の飛来・落下は禁止(合図者の有無に関わらず) 酸素欠乏 空気中の酸素濃度が18%未満の環境を酸素欠乏という マンホール・ピット内作業では作業主任者が必要 作業場所 作業床 高さ2m以上の作業場所に設ける 作業床幅40cm以上(狭小な場所、つり足場等を除く)、すき間3cm以下 作業床の手すり高さ85cm以上 作業床がわく組足場の場合、幅木高さ15cm以上 その他足場の場合、幅木高さ10cm以上 折りたたみ式脚立 脚角度75度+固定金具 移動はしご 幅30cm以上+すべり止め 歩み板 屋根作業時には幅30cm以上の歩み板を設け、防網を張る 高所作業車 1か月以内毎の定期自主検査を行う(3年間の記録保存) 安全衛生キーワード
作業場の安全衛生を促進し、労働災害を防止し、安全に工事を完了するには、様々な取り組みがありますが、そのひとつに安全衛生に関する標語やキーワードを共有することがあります。「安全第一」「安全、ヨシ!」などの標語は、作業中の注意喚起を促し、全員が安全に対する意識を高める助けになり、事故のリスクを減少させることができます。
ここでは労働災害防止・安全衛生促進のための安全キーワードについて解説します。
キーワード 説明 TBM
(ツールボックスミーティング)作業前の短い時間で職長を中心に作業チーム全員が安全作業について話し合う安全教育 新規入場者教育 新しく作業場に入場する作業員に対し、事業者が作業員の経験や技術力をふまえたうえで作業場特有のルールや慣習について指導する安全教育 安全管理者の職務 朝礼、4S運動、TBMなど労働者に対する安全教育を行う 4S運動 「整理」「整頓」「清潔」「清掃」の頭文字を取ったもので、職場環境の整備により安全衛生を促進する運動 KYK(危険予知活動) 危険作業に従事するにあたり、テーマを定め、どのような危険が潜んでいるか話し合うことで安全衛生を促進する運動 オアシス運動 「おはよう」「ありがとう」「失礼します」「すみません」の頭文字を取って名付けられた、コミュニケーションを図ることで現場の安全衛生を促進する運動 ヒヤリハット運動 ヒヤリとしてハッとしたものの、重大な労働災害には至らなかった事象を取り上げて、労働災害の原因を取り除く運動 安全パトロール 事業所や単位作業場を巡回し、危険個所や危険作業がないか定期的に確認し労働災害の原因を取り除く運動 COHSMS(コスモス) 建設業者がPDCAサイクルにより自主的かつ継続的に安全衛生を促進するための仕組み 安全施工サイクル 毎日、毎週、毎月の安全衛生管理上の基本事項を定型化、習慣化したもの ハインリッヒの法則 1件の重大な労働災害の影には、29の軽微な事故が隠れており、その背景には300件もの以上が隠れているという法則 熱中症の手当 塩分を含んだ水分を飲ませる。意識が混濁したり水分が摂取できない場合には直ちに救急搬送の手配をする 熱中症の予防 多量の発汗を伴うことが予測される作業場においては、作業者が定期的かつ容易に補給できるよう塩及び飲料水を配備する このほかにも、安全衛生管理に関するキーワードや標語は多数あります。共通の標語を作業員で共有することは、労働災害防止のために非常に効果的です。安全な職場を実現するためには、標語やワードを積極的に活用し、全員で協力して安全を守る意識を高めていくことが求められます。
安全衛生管理を徹底して工事実施致しておりますので、防犯工事のご依頼もご安心してお任せください。