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  • 2025.9.11(最終更新日:2025.9.11)

    <導入事例>監視カメラ X 共連れ検出装置でセキュリティを強化

    暮らしを守る監視カメラ

    先日、神戸市のマンション共用部で女性が被害に遭われる痛ましい事件が発生しました。オートロックがあっても、住民に続いて侵入される「共連れ」のリスクは依然として注意が必要です。
    加えて、近年「闇バイト」を介した粗暴な強盗事件も相次いでおり、防犯意識の重要性がますます高まっています。
    このような背景を受け、神戸市では防犯カメラ100台の設置を予定するなど、住民の安心・安全を守るための取り組みが進められています。

    導入事例】住宅向け監視カメラ

    皆さんが暮らすマンションやアパートには監視カメラは設置されていますか?
    外部からの侵入を防ぐマンションのオートロックは、セキュリティ上重要な役割を果たしますが、その効果は完全ではありません。特に、居住者の後ろに続いて侵入する「共連れ」と呼ばれる手口は、オートロックでは防ぎきれない大きなリスクの一つです。
    こうしたリスクに対して、エントランスには共連れ対策も考慮した監視カメラの設置が有効です。また、エレベーターや駐車場、駐輪場などの共用部でも、防犯面を強化するためのカメラ設置が推奨されます。

    エントランス

    エントランスでは建物への出入りを記録し、不審者の侵入を抑止するとともに、万一のトラブル時には状況確認や犯人特定に活用できます。
    ただし、前述でも述べた通り、カメラはあくまでも記録と抑止の役割であり、共連れの侵入を100%防ぐことはできません。
    そのため、エントランスに入る前に周囲を確認する習慣を身につけることが重要です。

    エレベーター内

    レベーター内にカメラを設置することで、不審者の移動経路を確認でき、共連れ侵入後の行動把握にも役立ちます。一方で、カメラは状況を「見守る」役割であり、すぐに危険を止められるものではありません。見知らぬ人物と二人きりになるのが不安な場合は、無理に同乗せず次のエレベーターを利用するなど、居住者自身の判断も安全確保につながります。

    駐車場・駐輪場

    駐車場・駐輪場に設置されたカメラは、車両や自転車やバイクへのいたずらや盗難の防止に効果を発揮します。また、入退場の記録にも役立ちます。ただし、広い駐車スペースでは死角が生まれることもあるため、夜間は明るい場所に駐車するなど、居住者の工夫も安心につながります。

    このように監視カメラは、居住者が安心して暮らせる環境づくりに役立ちます。
    一方で、安全を守るべき対象は生活空間だけにとどまりません。ビジネスの現場では、情報資産やシステムを狙ったリスクに対して、より高度なセキュリティが必要とされています。

    社内情報漏洩・システムを守る共連れ検出システム


    オフィスや研究施設といった職場においても、社員に続いて認証をすり抜けて侵入する「共連れ」によるリスクは存在します。外部の不正侵入者が社内ネットワークにアクセスしたり、機密情報を持ち出すことで、情報漏洩やシステム障害といった深刻な被害につながりかねません。

    【活用事例】オフィス向け共連れ検出システム

    製品供給元:オプテックス株式会社

    社外秘を取り扱う部屋や社内システム装置を設置している空間には、監視カメラだけでなく、共連れ検知装置+警報装置との組み合わせがおすすめです。
    社員証や入退室カードによる認証に加え、装置が入室者の人数を高精度にカウントし、認証者以外が一緒に入ろうとすると即座にアラートを出します。これにより、オフィスやデータセンターなどの重要エリアに対する不正な侵入を未然に防ぎ、情報資産と社員の安全を守ることが可能となります。

    入室用システム

    ■共連れ入室

    非認証者が、検出ラインA(ピンク色)→検出ラインB(水色)の順に通過した場合に検出。

    ■すれ違い(逆侵入)

    退出者に合わせて、認証をせずに入室した場合に検出。

    ■複数滞在

    検出エリア内に複数の人がいることを検出可能。

    前室用システム

    入室する部屋の前に小部屋がある場合には、前室用を取付します。

    共連れシステム構成図例

    共連れ検出ユニット・PoEハブ・制御ボックスのセットが共連れ検出システムの基本構成です。

    共連れが起こった際は、制御ボックスから入退管理制御器に信号が送られます。これにより、警報装置等で共連れ検知を知らせます。

    監視カメラと組み合わせることで、犯人の特定にも繋がります。

    最大検出エリア

    設置場所により、検出エリア範囲は異なります。

    共連れ検出システムの活用により、社員に続いて侵入しようとする不正者を即座に検知でき、重要エリアのセキュリティを維持できます。さらに、監視カメラと組み合わせて運用することで、万一のトラブルや不審な動きも映像で記録・確認でき、迅速かつ正確な対応が可能になります。

    監視カメラ×共連れ検出システムは、住宅やオフィスの双方で安心・安全な環境を支える、総合的なセキュリティ対策となります。
    製品導入やお見積りのご相談は、お気軽にお問い合わせください。