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  • 2026.9.2(最終更新日:2026.9.2)

    <お役立ち情報>監視カメラは「クラウド型」と「レコーダー設置型」、どっちを選ぶ?

    昨今、社会的な防犯意識の高まりに伴い、監視カメラの導入が広がっています。
    防犯だけでなく、業務管理やトラブル発生時の状況確認など、監視カメラの活用目的も広がっています。

    そんな監視カメラを導入する際、「クラウド型」と「レコーダー設置型(オンプレミス型)」、どちらを選ぶべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

    今回は、両者の仕様面での違いやコストなどを比較し、最適な選び方を解説します。

    1.そもそも「クラウド」と「オンプレ」の違いとは?

    両者の最大の違いは「録画データの保存先」と「ネットワーク構造」にあります。

    クラウド型

    カメラ映像を、インターネット経由でクラウドサーバーに直接保存します。現地に録画機を設置する必要がないシステムもあり、スマートフォンやPCからいつでも遠隔確認が可能です。

    オンプレミス型

    カメラ映像を、施設内に設置したレコーダーやHDDなどに保存する方式です。設置場所でシステムを構築するため、インターネット環境に依存せず運用しやすく、大容量の映像を長期間保存したい場合にも適しています。

    比較表

    ※1 別途、クラウド専用装置が必要な場合もあります。
    ※2 SIM内蔵型カメラの場合は、ネットワーク機器は不要です。
    ※3 遠隔監視する場合は、別途ルーターが必要です。

    2.トータルコストで見る費用の落とし穴

    導入コストだけで比較するとクラウド型が魅力的に見えますが、長期視点では逆転現象が起きることがあります。

    初期費用の比較

    ○クラウド型:レコーダーが不要のため、録画機器にかかる初期費用を抑えやすいです。
    ○オンプレミス型:レコーダーやモニター等が必要になり、それにともない長距離配線工事が必要な場合もある為、初期投資が大きくなります。

    運用費用の比較

    ○クラウド型:カメラ1台ごとに「月額利用料(クラウド保存料)」が発生します。台数や録画保持期間(7日・30日・90日など)に応じてコストが増加します。
    ○オンプレミス型:導入時の機器・施工費のみで、月額費用は基本的にかかりません。

    【コストの判断基準】
    一般的な機器更新の目安として「5年間」のトータルコストで試算すると、選び方の基準が明確になります。
    カメラ台数が少数の拠点(1〜4台程度):初期費用を抑えられるクラウド型が導入しやすい場合があります。
    「1拠点に多数のカメラを設置する(5台〜数十台以上)」:クラウド型は月額費用が台数分発生するため、長期的にはオンプレミス型の方がコストを抑えられる場合があります。

    3.メリット・デメリット

    【クラウド型】

    メリット

    ○初期費用を抑えやすい
    現地にレコーダーを設置する必要がないため、導入時の機器購入コストを低く抑えられます。

    ○遠隔からのアクセスが容易
    インターネット経由で、スマホやPCから複数拠点・店舗の映像をどこからでもリアルタイムで確認・一元管理できます。

    ○レコーダーの故障・盗難を抑えられる
    録画データをクラウド上に保存するため、現地に設置したレコーダーの故障や盗難によって録画データが失われるリスクを抑えられます。

    デメリット

    ○月額利用料(ランニングコスト)がかかる
    カメラ1台ごとに「毎月のクラウド利用料」が発生するため、台数が多くなるほど運用費用が増加します。

    ○通信帯域を使用する
    クラウドへ映像データを送信するため、カメラの台数や画質によっては通信帯域を多く使用します。既存のインターネット回線を利用する場合は、通信環境への影響を考慮する必要があります。

    ○インターネット回線に依存する
    常時映像をクラウドへ送信するため、通信環境の影響を受けます。現地やプロバイダの通信障害、Wi-Fiの不通が起きると、その間の録画データが残らない可能性があります。

    【オンプレミス型】

    メリット

    ○ランニングコストがかからない
    月額利用料が発生しないため、長期運用(5年など)やカメラ台数が多い環境ではトータルコストを安く抑えられます。

    ○高画質・スムーズな映像を安定保存
    社内ネットワーク内で完結するため、インターネット回線への負荷を抑えながら高画質・高ビットレートで滑らかに録画できます。

    ○外部ネットワーク障害の影響を受けない
    インターネット回線が切断されても、ローカル環境で継続して録画・保存が行われます。

    デメリット

    ○初期費用が高くなりやすい
    レコーダーやモニターの購入費、配線工事費などが最初にかかります。

    ○機器の盗難・破壊で映像が全消失するリスク
    レコーダー本体が盗難・破損した場合、録画映像を確認できなくなるリスクがあります。そのため、鍵付きラックへの設置など物理的なセキュリティ対策や、必要に応じたバックアップを検討することが重要です。

    ○機器のメンテナンス(HDD交換等)が必要
    現地レコーダーのHDD(ハードディスク)は消耗品のため、定期的に稼働の確認し、数年ごとの定期交換を推奨しています。

    4.結局、どちらを選べばいい?

    それぞれのメリット・デメリットから、どちらが一番優れているというわけではありません。
    重要なのは、カメラをどのように運用したいかです。

    クラウド型がおすすめ

    ・多拠点を一括管理したい
    ・録画機器の管理を減らしたい
    ・機器のメンテナンス負担を減らしたい
    ・盗難があっても録画データを守りたい

    オンプレミス型がおすすめ

    ・高画質映像をコマ落ちなく長期間保存したい
    ・インターネット環境への依存を抑えたい
    ・カメラ台数や録画容量などを柔軟に構成したい
    ・長期利用によるトータルコストを抑えたい

    5.最適なシステム選定をするために

    監視カメラは、設置場所・カメラ台数・録画期間・ネットワーク環境・予算・運用方法によって、適したシステムが変わります。
    そのため、単純に「クラウド」「オンプレ」という方式だけで決めるのではなく、導入後の運用まで考えて選ぶことが重要です

    「今の環境ならどちらが合っている?」
    「クラウドとオンプレ、どちらの方が費用を抑えられる?」
    「既存の監視カメラを活用できる?」

    など、監視カメラの導入・更新をご検討の際は、お気軽にご相談ください。