トピックス
-
2023.9.7(最終更新日:2024.8.5)
<導入事例>フラップレス駐車場への防犯カメラ
神奈川県横浜市内のフラップレスコインパーキングに防犯カメラを設置しました。駐車場には大きく2つのタイプ「フラップタイプ」と「フラップレスタイプ」があります。
フラップタイプ
駐車すると「フラップ板」が上昇するタイプの駐車場で、精算機に車室番号を入力、精算することでフラップ板が下がり出庫することができます。駐車料金を支払わないと出庫ができないため料金未払いを防止することができます。フラップレスタイプ
「フラップ板」がない駐車場です。出庫時はフラップタイプと同様精算機に車室番号を入力、精算し出庫します。駐車料金未払いを制御する「フラップ板」がないため、入出庫状況を防犯カメラで記録することとで、未払いを防ぎます。フラップレス駐車場防犯カメラ導入の重要ポイント
1.各車室を確実に記録
フラップレス駐車場では、駐車車両の特定ができるように各車室へ防犯カメラを設置します。超高解像カメラでしかも近距離で撮影することで車両ナンバーを鮮明に記録することができます。
2.架空配線の敷設
建物への設置と異なり配線を支えるものがないため、駐車場内の電灯や間柱間を架空配線で配線します。架空配線の高さは「有線電気通信設備令施行規則第7条」で次のように定められています。
架空配線の高さ
・架空配線が「道路上」にある時は、路面から5m以上
・架空配線が「横断歩道橋」にある時は、横断歩道橋の路面から3m以上
・架空配線が「線路」にある時は、線路の路面から6m以上
・架空配線が「川」にある時は、船の行き来に支障がない高さ
また、架空配線が付近の低圧、高圧電線と干渉しないように、配線同士の交差と接近について、「有線電気通信設備令施行規則第10条」で次のように規定されています。
配線同士の離別距離
・低圧ケーブルx高圧協電流絶縁線・特別高圧強電流絶縁電線・強電流ケーブル =30cm
・低圧ケーブルx強電流絶縁電線 =60cm
・高圧ケーブルx強電流ケーブル =40cm
・強電流ケーブルx高圧協電流絶縁線・特別高圧強電流絶縁電線=80cm架空配線をする際は、架空強電流電線の下に敷設しなければいけません。
架空配線はたるみ(弛度)のないように敷設する必要があります。たるみがあり配線の張力が弱いと配線に垂れ下がりが発生するため注意が必要です。3.夜間も高解像度監視
夜間も車両ナンバーを鮮明に撮影するために、ハイパワー赤外線LED内蔵のカメラを設置します。夜間も高解像度映像で被写体をとらえます。
フラップレス駐車場の防犯カメラ導入メリット
駐車料金未払いを防ぐ「フラップ板」がない分、防犯カメラで防止対策を行う必要があります。各車室や精算機付近に防犯カメラを設置することで、未払いを未然に防止するとともに発生時は出庫時の録画映像を解決資料として活用することができます。
フラップレス駐車場への防犯カメラ導入をご検討の際は、効果的なカメラ配置のための現場調査をまずはご依頼ください。